フォーラム31

フォーラム31のご案内

2024929日(日) 10001500

国立オリンピック記念青少年総合センター(東京 代々木) 研修棟

サテライト会場、オンライン参加も可能です。

 

参加費はいずれも1名1,000円。会場参加者は当日受付で、オンライン参加者は事前に振り込みで、サテライト会場は後日まとめて振り込みで集めます。

 

 2023年の「フォーラム31」では、様々な現場からの視点で、31条を広げていくための課題を報告し合い、会場参加者で討論しました。今年も会場参加者の意見交換、情報提供を重視し、さらに広く深い「交流」が生み出されることを目ざします。今年は終了後に「懇親会」も行えればと話し合っています。

詳細は、7月31日の実行委員会で話し合って下記のように決まりました。

  

子どもの権利条約31条のひろば2024

最終のご案内

 

    カルチャー&アーツ31  9月28日(土)13:00~17:00(12:45受付開始)

    フォーラム31      9月29日(日)10:00~15:00(09:30受付開始)

会場:オリンピック記念青少年総合センター(小田急線「参宮橋」下車徒歩500ⅿ)

31条のひろば2024」ご参加の皆様および実行委員の皆様への事前案内です。

内容・進行の詳細をご確認の上、ご参加くださいますようお願いいたします。

 

■カルチャー&アーツ31~子どもの権利と文化・芸術の「ひろば」

 昨年のテーマ「子どもの権利としての舞台芸術とは?」は、引き続きこの「ひろば」テーマです。昨年は、提案者の北島、大屋から「遊びと権利」「文化・芸術と権利」についての問題提起を行い、グループ討論を中心に語り合いました。

 今年は、後半は引き続き「あそび、文化・芸術」と「権利」について考えあいたいと思いますが、前半は語り合う前提としての体験を共有するために北嶋尚志さんが長年全国各地でおこなってきた「遊びと権利のワークショップ」を参加者全員で行います。

 体を動かすワークショップになりますので、動きやすい靴や服装などでご参加ください。残暑が厳しいことも予想されますので、飲み物も各自、ごじゅんびください。施設内にも自動販売機はあります。

 17:00終了予定ですが、会場を片付けた後、参宮橋駅付近で懇親会も予定しています。可能であればご参加ください。開会前、受付で参加希望の有無をお訪ねします。

 

■フォーラム31~交流と発見の「ひろば」

 昨年の「ひろば2023」が終了し、10月、1月、3月、5月、7月、8月の31日に、計6回の実行委員会をオンラインで開催してきました。回を重ねるごとに交流が深まり、毎回20名近くの参加者から、自ら関わる地域や職場・団体で子どもたちと直に接しての具体的な様子や問題意識が、自己紹介・近況報告・情報提供として語られてきました。会議として何か、まとめや方針などを提起するわけではないのですが、参加者それぞれが発見をし、また次の実行委員会で意見交換が行われるということが自然な形で繰り返されました。

 「ミニひろば」と位置付けた実行委員会で積み上げた、子どもたちの状況を自分の体験・現場からの一人称で語りあい、参加者それぞれが自分の課題や要求と照らし合わせて持ち帰り、さらにそれぞれの実践と研究を踏まえてまた持ち寄る、という経験の中から、私たちは、私たちが求める「交流」の在り方を考えあってきました。

 コロナをきっかけに、オンラインの技術と文化が広がり、あちこちでシンポジュウムやセミナーが開催されています。コロナ禍を超えて、様々な団体や分野のネットワークでそれぞれに対面の集会も再開しています。そのひろがりはとても有意義で、うれしいことです。その前提の上にわたしたちは、この「ひろば」ならではの「交流」の在り方を探り、確認しあって、「31条ムーブメント」の前進を目指していきたいと思います。

 今回のフォーラムはそのプロセスとして、実行委員会で語られた課題について、まず、話し合うことを入り口に、生きた交流を行っていきたいと考え、次の3名の方に「討論の呼びかけ」を行っていただきます。その後、参加者にも、ここで話し合ってみたいと思うことを提案していただき、全体で討論テーマを整理したうえで、興味のある課題ごとに分かれてグループ討議を行います。さらにそのグループ討議の様子を全体に報告していただき、再度、全体で討論の経過と到達を確認し、次に向けた課題を整理して終わるという段取りで進めたいと思います。

 今回は、積極的にオンライン参加も呼び掛けたいと思います。グループ討論の際は、オンライン参加の方たちの話し合いの場を設け、あるいはサテライト会場での話し合いを持ち、それもまた全体に反映させていきたいと思っています。

 参加者は、「討論の呼びかけ」を参考に発言をご準備ください。話し合うことを楽しんでいきましょう。

 

討論の呼びかけ(順不同)

 

◆自由な遊びは経験を奪う??                                                          

石濱加奈子(研究者/子どものからだと心連絡会議/洗足子ども短期大学)

 

ある幼稚園にて「体育的な活動をやめて主体的な遊び時間を増やしたら、身体活動経験が減ってしまったことへのジレンマを感じる」とのお話をお伺いしました。確かに、あれもこれも、と指示を出して動かせば、様々な動きが経験できますし、「できる・できない」が目に見える動きの獲得に繋がります。対して自由な遊びは、異年齢との関わりや環境の変化がないとなれば広がりは少ないでしょうし、動きの獲得という面では物足りなく感じるかもしれません。子どもの豊かな発達を支える立場からは、ジレンマになる気持ちもわかります。

 成果の見えにくい遊びを推進するには、もしかしたら大人には少々の勇気や諦めが必要なのかもしれません。ただ、見えにくい変化こそが大切なのだと確信を得ることができれば、その勇気をもてるのではないかとも思います。だからといって、「できる・できない」の運動を否定するつもりもなく…。このような迷いを皆様と共有し、議論できればと思います。

 

◆大人である私たちにできることは?

清水純子(学童保育職員/子どもの権利条約31条の会)

 

私は、学童保育で支援員をしています。子どもたちの遊びや生活が豊かになるようにと願いながら、子どもたちと日々接しています。

ある日、保護者から「毎日の帰る時間を早めます。」と連絡を受けました。「4年生になって学童保育を卒所したら、塾に行かせるつもりだけど、急に塾に行くと大変だろうから、今から塾に行って慣れさせたほうがいいかと思って…」と言います。「お母さん、ちょっと待って!彼は今、ドッジボールの楽しさに目覚めて、友だちが増え、いきいきと遊んでいるんですよ。」と伝えると、「そうなのね。気付かせてくれてありがとう。」と言って、帰る時間を遅らせてくれました。私は、彼の『遊ぶ時間』が守られたことに安堵しました。

保護者は、何故、そんなにも焦らされているのでしょうか?子どもたちの『遊ぶ権利』、『のんびりする権利』を守るために、大人である私たちにできることは何なのか?一緒に考えたいと思います。

 

◆「文化運動」の中で育った人たちの子ども時代は?

中田一子(音楽家/Art.31 音描くユニットバヤン♪ボヨン)

 

私の提案と事前の呼びかけ

31条のひろば 2024開催準備のためのzoom実行委員会6回に、私は参加させて頂きました。

参加者のお話に、いわゆる「文化運動」の中で育って大人になった人たちの名前がしばしば出てきました。それで、そういう大人の方々の子ども時代のお話を直接聞きたくなりました。

さらに、そういった文化運動に参加しなくても、子ども時代に「休息、遊び、文化芸術」に触れていないわけはないので、参加の皆様の子ども時代のエピソードが聞きたくなりました。

具体的提案ですが、ご参加の皆様に、前もってご自身の子どもの頃の体験の中で「休息、遊び、文化芸術」に関する話を3つぐらい持参していただければと思います。思い出すと限りなく沢山出てくると思うので、その中から、良いと思っているもの、悪いと思っているもの、なんてことないもの、1つずつくらいでいかがでしょうか。

 

■参加費 ※参加形態を問わず、一人1,000

 会場参加の方は、当日受付にてお支払いください。

 オンライン参加の方は下記口座に、事前にお振込みください。

 サテライト会場は、当日参加者からご集金いただき、まとめて下記口座にお振込みください。

 【銀行口座】 ゆうちょ銀行 一一八支店 普通 4210178 特定非営利活動法人子どもと文化のNPOArt.31

 

■懇親会

 28日、29日のプログラム終了後、希望者による懇親会を予定しています。

 それぞれの終了時間から1時間後から開始し、23時間の予定です。

 参加費は、割り勘。

■昼食

 会場のセンター棟2階に食堂、軽食コーナーがあります。

また、D棟にはコンビニとイートインコーナーがあり、おにぎりやサンドイッチなども販売しています。それぞれでご準備ください。

■書籍販売

  出来立てほやほやの「ワニブタカレンダー2025年版」「あそびのすすめ②」をはじめ、Art.31発行の書籍を会場にて販売いたします。 

以上

  

2024920

 

子どもの権利条約31条のひろば事務局

31条ムーブメント宣言の提案・採択

31条ムーブメント宣言2023

《子どもの文化権(31条)》は「子ども時代」を豊かにするための基盤です。

コロナ禍の中でも、豊かな「子ども時代」を実現しましょう。

1.勝ち負けばかり 考えていると 子どもの時間が うばわれる!

2.子どもは休まないとこわれる。何もしない時間もだいじ!

3.遊びは子どもの主食です!

4.文化・芸術はいのちと育ちの活力源です!

5.日本社会に《子どもの文化権(31)》の確立を!

6.国連審査に向けて、私たちの声を届けます。

◎毎年9月の最終日曜日(2024年は929日)は

 

「子どもの権利条約31条のひろば」の日です。